スイスは、威嚇されるままにはならない

「民間防衛」 P251

民間防衛―あらゆる危険から身をまもる  原書房


スイスは、威嚇されるままにはならない

 外国に脅迫されまいと、固い決意をもっている国においては、たとえ経済危機が発生したとしても、国家制度を危険に陥れることなくそれを受けとめることができる。
 特定国ないし特定の国家グループからの物質の供給が断たれることがありうる。しかし、もしわれわれが警戒を怠らず、あるいは特定の国家グループに組み込まれないでいれば、さらにまた、経済協定を自由に締結する余地を残しておいたならば、われわれは、他の国と関係を結ぶことによって損失を補うことができるだろう。
 以上のような危機の想定によって、わが国の中立の必要性はハッキリと示される。
 こうして、工場の操業縮小による失業者は、公共の工事を行うことによって吸収できるに違いないし、雇用者と被雇用者とは相互して対立することなく、互いに協力して、満足のいく解決策を求めるだろう。各人は共同社会全体の利益のために、つまりお互いために喜んで犠牲を払おう。
 こうして、事態は改善される。

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もちろん スイスを日本に読み替えて考えるべき